ノースマン(北の人)は、1974年に北の大地に生きる人々のたくましい力を表したいと考案されました。
開発のヒントになったのは横浜の中華街で売られていた「パイまんじゅう」。道外出張が多かった初代が持ち帰り、パイ生地と北海道特産の小豆を使用した和洋折衷なお菓子にしたいと一年の研究を重ね完成しました。
当時、小麦粉にあらかじめバターを混ぜ込んだ生地を使い試したところ油っぽすぎたため、試行錯誤の上、小麦粉で作った生地とバターを幾層にも重ねて焼くと、食感が良くなると分かり、現在の500層以上に折り重ねたパイ生地が仕上がりました。
現在もパイ生地の温度管理には季節によって微妙な調整が必要で、常に良い製法を追及しつづけています。
その生地で北海道産の生の小豆の皮を剥いてから製造した小豆餡を包み焼き上げています。はじめ、粒餡でためしたところ、皮のしぶみが残りすぎるため、この皮を剥いて丁寧に漉すことにより、口当たりがよく折パイと非常に良く合うノースマン特製の餡が出来上がりました。
この手間暇掛けた製法はしっとりとした食感とやさしい甘さを生み、発売より変わらぬ代表銘菓となっています。
新商品においても先人たちの開拓者精神の象徴である“七光星”をシンボルとして受け継ぎ、北の人/北海道 をこれからも表現し続けます。